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反射する 透過する
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 9月 09日

画像提供:サナギファインアーツ|Copyright © Shiigi Shizune

これまでSANAGI FINE ARTSは、写真はアートと区別されるべきものではなく、 むしろお互いに補完し合うものであるとの考えから特に写真に力を入れた展示を行って来ました。 その事を通し、今回は写真家である椎木静寧氏に企画・構成を依頼、 その結果、大小のキャンバスを自在に使い分け、軽薄に見えて深遠、奇妙な物質感を漂わせる鹿野震一郎の絵画作品、 オーソドックスながらも神秘的な平面性を感じさせる画面構成を行う平松佑介の銀塩プリント写真、 さらには絵画と写真を結びつける媒介者的役割を担う立場から椎木静寧のドローイング及び写真作品を展示致します。 三者三様でありながらもどこか関連性を伺わせる展示をお目にかけられればと思います。

反射する  透過する
この2語は、鹿野震一郎の絵画、平松佑介の写真、そして私の意識とを関係 づけるための言葉である。
私たちが個々の視野から何を見て、あるいは何を素通りさせているのか。先ずこのことから考えて みたい。
今回、私はあえて平面という概念から外れ、そのための作品を準備する。私がどう引き受けたかは本論でなく、鹿野・平松両氏の取り組みを中心に据えている。
これを介して、私は、視野との関わりについてを問うてみよう。

– 椎木静寧 –

※全文提供: サナギファインアーツ


会期: 2010年9月11日(土)-2010年10月16日(土)

最終更新 2010年 9月 11日
 

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