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仏像展Ⅱ
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 9月 01日

《山越阿弥陀》2008-2010年|絹本着色|72.7×72.7cm
画像提供:マキイマサルファインアーツ|Copyright © Shiho Aso

新しい仏像創造をテーマにした「仏像展」の第二回展です。昨年の『国宝 阿修羅展』の過熱ぶりは記憶に新しく、また今年も興福寺国宝館リニューアルに伴い、奈良へ足を 運ぶ人並みも盛んなようです。

昨年からのブームの特徴は、一部の芸術好きやシニア世代だけでなく、これまでに仏像と無縁であった若い世代、特に女性を取り込んで華やいでいるところです。歴史ブームの関係もあるかもしれません。美術館・博物館の展示のエンターテインメント化も影響しているでしょう。若い世代は仏像に、古さや抹香臭でなく、「かわいい」「造りこみがすごい」「キッチュ」「癒し」といったキーワードで見ています。まさにアートとしての見方をしているといえるでしょう。

そういう世代が出てきた今日、アーティストも仏像を作ってみました。古きをたずね、新しきを知る、現代美術作家による、新しい仏像創造です。

出展作家
麻生志保、伊東直昭、高橋理加、松浦春菜、松下由紀子、渡辺聖介、バンドウジロウ

全文提供: マキイマサルファインアーツ


会期: 2010年10月15日(金)-2010年10月26日(火)

最終更新 2010年 10月 15日
 

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