展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 8月 29日 |
Middlesex identity text by 前田真治 薄目にして、更に横目で覗き見するような 展示会を僕はやらなくてはいけない。 なぜなら。 この展示は僕の“没”作品を一挙に公開するイベントだから。 掃き溜めのラインナップという有様。 大雑把な出納帳という世間体の悪さ。 アルカイダの隠れキリシタンという居場所の無さ。 各地、各国、各家庭。 なにせ、人目に出した所でストップをかけられた めんどくさい物。 そう言う訳で、ここに展示される作品は それ自体、おぼろげ過ぎて作品の体をなしておらず、 仕方がないので過剰なキャプションをこしらえる事になる。 つまるところ、この展示はキャプションが作品だという 無理矢理な視野に置き換える必要がある。 優しい目で挑んで欲しい。 この展示の約1ヶ月後に同じ場所で、今度は説明なんて必要ない 本気の作品を展示します。 こいつは、自分で言うのもなんですが、一見の価値あり。 その展示のいわば客寄せとして、今回この展示を行う訳ですが、 ここで諦めないで下さい。 もう一度、チャンスを下さい。
前田真治 Shinji Maeda 1976年生まれ イギリス、Middlesex university B.A Fine Art ドロップアウト
主な展示 2007/ le monde de COCO / CHANEL nexus hall / 東京 銀座 2007/ Amsterdam film experience selected/ Amsterdam 2008/ The house展 / 日本ホームズ展示場/ 東京 六本木 2009/ 真夏の夜の夢/ 椿山荘/ 東京 目白 2010/ No man's land/ フランス大使館/ 東京 広尾
※全文提供: LIQUIDROOM
会期: 2010年9月25日(土)-2010年10月3日(日)
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最終更新 2010年 9月 25日 |