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私を見て! ヌードのポートレイト
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 8月 11日

立木義浩《ヌード》1966年|画像提供:東京都写真美術館

東京都写真美術館では、2 万5000 点余におよぶコレクションから選りすぐられた作品を基に構成した展覧会「私を見て! ヌードのポートレイト」を開催いたします。本展では、ポートレイトのなかでもヌード写真を取り上げます。

ヌードは、写されている人間を「個人」ととらえているものから、オブジェなどと同じように美しい曲線を持つ「物体」としてとらえているものまで、多様な作品が存在しています。また、他の写真表現と同じように、19 世紀のピクトリアリズムの時代には、古典絵画を手本とした構図のヌード、そして20 世紀に入ると写真本来の機能を生かしたようなモダニズム的なヌードと、ヌードの表現の方向性も時代によって変化しています。被写体もモデルやダンサーなどから、恋人、家族、自分自身を捉えたものなど、対象も広がっていきます。

本展では、社会や風俗、思想と様々な分野と絡み合うヌード表現を150 点でご紹介します。敢えて服を脱いだ人を撮影することで、写真家たちは、どのようにそれぞれの時代をとらえようとしたのでしょうか。これらの表現を通して、その時代の社会の持つ問題や意識の相違などが浮かび上がってくるに違いありません。

主な出品作家
秋山 庄太郎、荒木 経惟、小関 庄太郎、緑川 洋一、有田 泰而、大竹 省二、篠山 紀信、沢渡 朔、 立木 義浩、吉川 富三、石井 幸之助、中村 立行、深瀬 昌久、淵上 白陽、細江 英公、小川 月舟、横須賀 功光、大辻 清司、永江 博、ジュディ・デーダー、パティ・レヴィ、ダイアン・アーバス、サリー・マン、フランツ・ロー、ウンボ、ビル・ブラント、エメット・ゴーウィン、ロール・アルバン=ギヨ、E・J ・ベロック、ロベール・ドマシー、クラレンス・H・ホワイト、ユージン・フランク ほか多数


会期: 2010年7月31日(土)-2010年10月3日(日)

最終更新 2010年 7月 31日
 

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