佐久間里美:○△□ |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 8月 11日 |
東京を拠点に活動を展開する佐久間里美。外化するイメージに視線を重ねていると、果たして何がリアルで、そもそもリアルを問うことすら手放したい感覚に揺さぶられます。天地・遠近を超え、佐久間の目が強くグリップする光景は、写真を自由に解き放ちつつ、また逆に写真の力を提示してもきます。まるで知恵の輪のように、何度見ても(やっても)面白い。ご来廊お待ちしています。 仙厓(1750-1837 江戸時代の禅僧 )の禅画に謎の絵とされている「 ○ △ □ 」がある。この絵を巡って、宗教観とみる意見はもちろんのこと、ユニバース、コンビナート、中にはテクニック論など様々な解釈が試みられた。私がある研究家に頼んで調べて頂いたところ、田楽説が強いとのことである。 仙厓ならやりかねない。 佐久間里美(Satomi Sakuma) 個展 グループ展 ※全文提供: Port Gallery T 会期: 2010年8月9日(月)-2010年8月14日(土) |
最終更新 2010年 8月 09日 |