枯れてゆく花から人の影をみる。 唯一な美しさは時間と共に滲み出る色に染められる。 まるでこの強大な都市の中で生きていく人の笑いや涙、 情熱や悲しみ、寂しさといった表情のように。 枯れてゆく花が美しいのではなく、 滲み出る色に酔わせる時もあるのではないか。 -KOSUNA
韓国で生まれ、現在大阪を拠点に活動するKOSUNA。大学院にて写真表現を研究しながら作品制作も精力的に展開中です。これまで「The Dreaming City」と題して発表を重ねてきた本シリーズを、今回はカラープリントと共にビデオワークスも取り込んだ構成にチャレンジいたします。ぜひご高覧ください。 初日18時より開催するオープニングパーティーにも、お気軽にご来場ください。
微細な顔料の粒子ーファルブミッテル (Farbmittel) ヴェーバーは一貫して、単色かあるいは極めて限られた数の色彩で画面を構成するモノクローム絵画を制作しています。 彼女は制作の準備段階として、まず注意深く顔料(ファルブミッテルー色の材料)を混ぜ合わせ、それらの配合を変えて微妙に色価(同じ色相のなかでの明暗や灰色の含有量の差異)の異なる何種類かの絵の具を作り出します。たとえば、同じ緑色にしても、そこに混ぜる黄色の顔料や青色の顔料の量、また練り剤の量や種類を変えることよって、さまざまな緑色を作り出すのです。その後、それらのなかからいくつかの色を選び、それぞれの色ごとに作品を制作していきます。
KOSUNA略歴 大阪芸術大学大学院博士課程在学中「行為としての写真 ー モダニズム写真の枠を超 える写真表現として」について研究をしている。<主な展覧会>2010.06 個展 「Can I Take Your Picture?」(MUSEE F/東京 ) 2009.03 個展 - 「The Dreaming City – from flowers」 表参道画廊 (東京)2009.12 企画展 - 「DOOR 2009」Port T Gallery (大阪) 2008.02 日韓の2人写真展 – 「フラヌールー 都市の散歩者」Gallery at the HYATT projects (大阪)
オープニングパーティー&パフォーマンス 日時:8月2日(月)18:00~19:30 場所:Port Gallery T(無料・お申込不要) コンテンポラリーダンサー林正美(イム・ジョンミ)さんによる、KOSUNA作品世界とのコラボレーションダンスを開催。
林正美(イム・ジョンミ)さん 韓国、オーストリア、フランスでコンデンポラリーダンスを学ぶ。お茶の水女子大学でコンテンポラリーダンスの理論研究。大阪芸術大学院「コンテンポラ リー・ダンスとヒトの意識に関する研究」修士・博士修了。振付家、ダンサーの活動をいろんなアートジャンル(舞踏・音楽・映像・美術等)とのコラボレー ションで行っている。第42回なにわ芸術祭新人賞「舞踊作家部門」大阪府知事賞、大阪市長賞。
※全文提供: Port Gallery T
会期: 2010年8月2日(月)-2010年8月7日(土)
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