ショナ・トレスコット:Mankind, Nature, Myth |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 7月 22日 |
《Terra Nullius VI》2010年|Oil on canvas|24×30cm ショナ・トレスコットは1982年オーストラリア、メートランド生まれ。シドニーのナショナル・アート・スクール絵画専攻学士課程修了。2007年からその翌年にかけて、ライプツィヒ・インターナショナル・アート・プログラム(LIA)のレジデンス・プログラムに参加しました。2008年にはThe Fleurieu Water Prizeを受賞。現在はベルリンにて制作活動を行っています。 西洋美術史に見いだしたテーマや、風景や静物など直に観察したモチーフを油彩で描き、発表してきたショナ・トレスコット。その作品への関心と評価は近年着実に高まってきています。 本展の展覧会タイトル“Mankind, Nature, Myth”が示唆するのは、彼女が焦点をあてている風景画における3つの要素「人類」「自然」「神話」です。人類と自然との関係はトレスコットの風景画の核心的な課題のひとつであり、水平方向に流れる色彩の中に描かれた人物は背景に同化し、風景の一部となっています。そこには自然による人類の支配も、またその逆もありません。2010年に描かれた一連の作品は、作家の出身地であるオーストラリアの大陸発見と入植の歴史を想起させ、観る者を過去から未知の領域に続く旅へと誘います。 ショナ・トレスコットの日本での初個展となる本展では、新作絵画約40点を展示いたします。 ※全文提供: アンドーギャラリー 会期: 2010年9月14日(火)-2010年11月27日(土) |
最終更新 2010年 9月 14日 |