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瀬戸内国際芸術祭2010 ~アートと海を巡る百日間の冒険~
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 16日

男木島|谷口智子「オルガン」(作品イメージ)
立体迷路のように入り組んだ男木島の路地に、パイプを配管。望遠鏡や潜望鏡が組み込まれたパイプを覗くと新たな光景が現れたり、ハモニカや風などの音が聞こえたりと、パイプに沿って歩くと楽しくて発見のある体験ができる。
画像提供:瀬戸内国際芸術祭実行委員会

島々が持つ魅力とアートを掛け合わせ、瀬戸内海の島と海の魅力を世界に向けて発信し、「地域の活性化」と「海の復権」を目指します。

古来より交通の大動脈として重要な役割を果たしてきた瀬戸内海。行き交う船は島々に立ち寄り、常に新しい文化や様式を伝えてきました。それらは、個々の島々の固有の文化とつながり、育まれ、美しい景観とともに伝統的な風習として今に残されています。

今、世界のグローバル化・効率化・均質化の流れの中で、島々の人口は減少し、高齢化が進み、地域の活力の低下によって、島の固有性は失われつつあります。

私たちは、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術祭を開催します。

現代アートの作家や建築家と、そこに暮らす人々との協働によるアートという結晶体は、日々の営みに新しい発見をもたらし、世界中の人々を惹きつけ、地域と世界が交わるきっかけになると考えます。瀬戸内国際芸術祭は、「民俗、芸能、祭り、風土記という通時性」と「現代美術、建築、演劇という共時性」を交錯させ、瀬戸内海の魅力を世界に発信するプロジェクトです。
(瀬戸内国際芸術祭実行委員会会長 香川県知事 真鍋武紀)

オフィシャウェブサイト: http://setouchi-artfest.jp

※全文提供: 瀬戸内国際芸術祭実行委員会


会期: 2010年7月19日(月)-2010年10月31日(日)
会場: 瀬戸内海の7つの島+高松
          直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺

最終更新 2010年 7月 19日
 

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