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多田玲子:レモンは言う、"ためいきじゃなくてこれは音楽"
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 7月 15日

《Mickey Rouke takes me to Disneyland》2007年
フェルト、ボンド|画像提供:Art Center Ongoing
Copyright © Reiko Tada

多田玲子は、多摩美術大学彫刻学科を卒業後、個展を始め様々なグループ展に参加、また二人組のパンクバンド「Kiiiiiii」のドラマーとしての活動も広く知られています。イラストレーターとしての顔も持ち、装丁、雑誌、CDジャケット、ファッションブランド等、国内問わず多数のデザインワークも手掛けています。

多田は作品制作にあたり、コンセプトをたてるよりも、自分自身で制度的に枠組みを設けて作品を描き出すとのだといいます。そうして描き出された多田の絵の中には、「かわいさ」の究極を見ることができます。彼女の絵を前にすると、自然と心が温まり、純粋無垢な子供に対して覚える無条件の愛おしさのような感情すら湧き上がってきます。

多田の絵の中に描かれているキャラクタ―たちには、「かわいさ」の中にも活き活きとした表情もうかがえ、絵の奥に広がる物語を想像させてくれます。絵というメディアを用いて、見るものの心を和らげ、様々なストーリーを語りかけてくる多田の作品世界。この機会にぜひ多くの方に体験していただければと思います。

※全文提供: Art Center Ongoing


会期: 2010年7月14日(水)-2010年7月25日(日)

最終更新 2010年 7月 14日
 

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