UFOやUMA、超常現象や世界の奇妙な現象を調査するサイト「X51.ORG」を主宰する写真家の佐藤健寿氏は、タイ、南米、中国、ヒマラヤ、チベットなどを自ら訪れ、各地の奇怪な場所や建造物を徹底取材し、2010年1月に写真集『奇界遺産』を刊行しました。世界中の不可思議な場所を、現地で見ることにこだわり、ただひたすら撮影し続けた写真の数々は、見るものに強烈なインパクトを与え、写真集は発売3ヶ月で第4版となり、書店での展示やトークイベントを開催するなど、マニアなならずとも注目の1冊として話題を集めています。

世界で唯一、洞窟の中にある中国の山村に始まり、魔よけ男根図が民家の壁に描かれるブータン中央の町、特殊な自然環境によって土葬遺体がミイラ化する世界遺産の町グアナファト（メキシコ）のミイラ博物館など、『奇界遺産』として紹介される国も様々なら、取り上げられる対象も多種多様。ときに自然の手を借りて、ときにたったひとりの人間の想像力によって生まれた驚愕の奇界遺産の数々。本展覧会では、“新・奇界遺産”と題し、未発表作と新作を含む奇界遺産を写真作品で披露いたします。人間の＜奇妙な想像力＞がつくりあげた＜奇妙な世界＞をぜひこの機会にご高覧ください。

佐藤健寿（さとうけんじ）
超常現象や世界の奇妙な現象を調査するサイトX51.ORGを主宰。累計アクセス2億5千万を超え、様々なウェブアワードを受賞。2003年、エリア51 で事故に遭ったのをきっかけに、UFOやUMA、ミステリー・スポットや奇妙な人・物・場所を追って、ヒマラヤ、南米、チベットなど実際に現地を訪れ、世 界中を取材。現在はフォトグラファー/作家として雑誌等で活動。著書に『X51.ORG THE ODYSSEY』（講談社）、今回発売した写真集『奇界遺産』（エクスナレッジ）がある。

※全文提供：　ギャラリー・アット・ラムフロム

会期：　2010年7月9日（金）－2010年8月29日（日）