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梅田哲也:デッドストック
編集部ノート
執筆: 平田 剛志   
公開日: 2010年 6月 19日

現在、サントリーミュージアム[天保山]にて開催中の『レゾナンス 共鳴』展(~6月20日まで)にも参加している梅田哲也による個展。梅田は展示される場の環境に合わせて廃材や日用品により装置を制作し、動きや音による現象を作りだしてきた。それは「鑑賞」というより、「観察」を求められるような装置である。

だが、本展では暗闇の中で展示がなされている(オープン時間は16:00~23:00)。鑑賞者は暗闇の中、空間内に響く物音に耳をすまし、見えない現象にいつも以上に注意を向けることになるだろう。なお、運が良ければ「光の明滅」を見ることができるかもしれない。

なお、本展の入場料300~500円には1ドリンクが付いている。ソフトドリンクと「デッドストック」の2者択一だが、梅田哲也が愛飲しているという「デッドストック」は暗闇の時間をさらに甘美にしてくれるかもしれない。

最終更新 2015年 11月 03日
 

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