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梅田哲也:デッドストック
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 6月 17日

画像提供:LABORATORY / radlab.

ライブイベントを拠点としながら、アジアやヨーロッパ各地における音楽フェスティバル、美術館における展覧会などに参加する梅田哲也の京都での個展。作家は、その場の状況に、廃材や日用品を改造した装置を組み合わせて、光や音、動きなどの現象をたちあげていきます。今回はLABORATORYの空間全体を用いながら、視覚的な要素に依存しないインスタレーションを展開します。

※全文提供: LABORATORY / radlab.


会期: 2010年6月9日-2010年6月21日

最終更新 2010年 6月 09日
 

編集部ノート    執筆:平田剛志


現在、サントリーミュージアム[天保山]にて開催中の『レゾナンス 共鳴』展(~6月20日まで)にも参加している梅田哲也による個展。梅田は展示される場の環境に合わせて廃材や日用品により装置を制作し、動きや音による現象を作りだしてきた。それは「鑑賞」というより、「観察」を求められるような装置である。

だが、本展では暗闇の中で展示がなされている(オープン時間は16:00~23:00)。鑑賞者は暗闇の中、空間内に響く物音に耳をすまし、見えない現象にいつも以上に注意を向けることになるだろう。なお、運が良ければ「光の明滅」を見ることができるかもしれない。

なお、本展の入場料300~500円には1ドリンクが付いている。ソフトドリンクと「デッドストック」の2者択一だが、梅田哲也が愛飲しているという「デッドストック」は暗闇の時間をさらに甘美にしてくれるかもしれない。


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