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物語の伏線
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 6月 09日

井上 大輔《uncontinuously difference》2009年 | アクリル、水、ポンプ、等 | サイズ可変 | 画像提供:ギャラリーモモ | © Daisuke Inoue

今展では若手アーティストとの交流も広いアーティストの大庭大介君に協力をいただき作家の選出を行っていただきました。彼らはこれまでほとんど発表の機会のなかった作家であり、今後の活躍が期待される若きアーティスト達です。大庭君には私達も注目してきたこの年代のエネルギーを感じていただく場として、これまでの視点とは違う新たな角度から今展の企画に協力していただきました。

今展で発表する作家は1979年から1988年の10年間に生まれ、私たちのギャラリーで扱っている作家に特徴的な世代ですが、その作品の傾向や雰囲気は平素とは全く異なるものになります。それぞれが強固なコンセプトと妥協を許さない表現を持ち、ギャラリーは戦いの場と化して、緊張感あふれる展示となるに違いありません。前期後期のグループ分けや展示場所については、選者と共に綿密な打ち合わせが行われ、それぞれの作品が拒絶するものと響きあうものを想定しての展示となり、そこに通底する時代の精神を「物語の伏線」として読み取っていただければさいわいです。この夏をさらに熱くする今展を是非ご高覧頂きますよう宜しくお願い致します。

出展作家
Part 1  : 7 月2 日(金)~ 7 月17 日(土)
井上大介(1980年兵庫県出身)
上村洋一(1982 年千葉県生まれ)
鎌田友介(1984年神奈川生まれ)
畠山瑞規(1983年広島県生まれ)

Part 2  : 7 月24 日(土)~ 8 月7 日(土)
大谷透(1984年神奈川生まれ)
多田圭佑(1986年名古屋生まれ)
岡野順之(1979年静岡県生まれ)
鷲崎公彦(1983年福岡県生まれ)

※全文提供: ギャラリーモモ


会期: 2010年7月2日-2010年8月7日

最終更新 2010年 7月 02日
 

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