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澁谷忠臣:近未来景
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 5月 27日

《MONKEY_SEQUENCE》2009年|803x652mm|acrylic on panel
画像提供:unseal contemporary|© Minami Komori

直線と複雑な面構成で独特の世界観を作り続ける澁谷が、常に意識の中心にある「近未来」をテーマに描かれたペインティングを発表します。澁谷にとっての近未来とは、ブレードランナーやマッドマックスに見られる退廃的なステレオタイプではなく、ロボットや動物、人間が共存し融合する世界です。

「近未来」という概念はそれを考えた時から常に数十年先にあるため、我々にとっては絶対に手が届かない憧憬の対象とも言えます。また、ある時代における近未来は世界の終焉、次の世代における近未来は超ハイテクネット社会と、その姿は時代と共に移り変わるものですが、これはいつの時代も近未来観とは今日の価値観を写し出すものだからなのかもしれません。約30年前にブレードランナーで描かれた世界まで後9年の今年、澁谷忠臣の描く近未来観をを是非ご高覧ください。

【作家コメント】
生命はつねに未知なる未来の世界を生きている。人はこれまで創造し、戦い、適応し、そして調和することで困難を乗り越えてきている。その”進化”を繰り返しながら生き続けているという行為自体は、今も昔もなにもかわらない。景色や様は変われど、これからの未来のなかにも、変わらぬ幸せや喜びがある。
澁谷忠臣 

澁谷 忠臣
1973年生まれ、多摩美術大学卒業。WeSC (パリ)、 London Miles Gallery (ロンドン)、Crewest Gallery (LA)、hpgrp GALLERY東京(東京)などでの展覧会の他、GIVENCHY、CHANNEL、楽天ゴールデンイーグルスへのグラフィック提供、プロモーションビデオやCDジャケットの制作等その活動は多岐にわたる。

※全文提供: unseal contemporary


会期: 2010年7月2日-2010年8月1日

最終更新 2010年 7月 02日
 

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