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ロゴパグ~不思議なスパイス~
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 5月 24日

画像提供:スコップ・プロジェクト委員会

少女の夢見る、美しくロマンチックな世界を低体温に表現する森田麻祐子。好奇心の赴くまま、肉食でもなく草食でもなく雑食系女子力を発揮する中村協子。

ガーリーな要素、色彩処理、装飾性などを二人の共通項としつつ、それぞれに異なるベクトルを持った作家2人の「女子・コンビネーション」をお楽しみくださいませ!

森田麻祐子
(美術家)1971年生。2005年に初個展以降、関西で発表を続ける。ペイントによるコラージュや絵画に映像を重ねる手法などを用いて、"物語の風景の模様" を描くことを試みている。オリジナルキャラクター「ニッチャン」シリーズも展開中。

中村協子
(美術家)1974年生。2002年、アートスペース虹にて初個展を開催。以後、関西を拠点にイメージと意味に関する作品をドローイングを中心に様々なメディアで展開。 2008年、GEISAI#11にてグランプリと審査員個人賞をW受賞。翌年、近鉄百貨店阿倍野本店の仮囲い約240メートルの原画を担当した。
HP: http://homepage2.nifty.com/hi-kyoko/
スコップ・プロジェクトHP: http://schopro.web.fc2.com/

※全文提供: スコップ・プロジェクト委員会


会期: 2010年5月14日-2010年5月30日

最終更新 2010年 5月 14日
 

編集部ノート    執筆:平田剛志


ブロンドヘアーの少女を装飾的かつメルヘンチックな絵画空間へと結晶させる森田麻祐子、マンガチックな絵と言葉が意味を乖離・逸脱していくドローイングインスタレーションを展開する中村協子による二人展。ギャラリーの黒板壁、ショーウィンドーのようなガラスケース空間や併設されたカフェを含めて展開される展示は、それぞれの世界観が重なり合う良質なドローイング空間として見ることができるだろう。

なお、会場であるアトリエともにはカフェも併設されており、パウンドケーキセットが320円からとお手頃なので鑑賞に合わせてご利用をおすすめしたい。味覚が伴えば作品もまた異なるコンビネーションを生み出すだろう。そう、それを「不思議なスパイス」と言うのかもしれない。


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