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METAII 2009
編集部ノート
執筆: 小金沢 智   
公開日: 2009年 7月 28日

「日本画」のグループ展。前期/後期で出品者が分かれており、前期に、岡村桂三郎、竹内啓、長沢明、樋口広一郎、峰岡正裕、後期に、梶岡俊幸、斉藤典彦、佐藤裕一郎、山本直彰、吉田有紀が出品。 前期では岡村、長沢、峰岡がそれぞれオニ、トラ、鳥人間を題材にしていたため具体的なイメージの強さを感じたが、後期では梶岡、佐藤に見られるような一見抽象的な画面の中に独自の世界を形成しようとする作家の仕事が目立ち、対称性が際立っていた。そのため全作品が一同に会することで「日本画」の多様性はより浮かび上がるのではと考えずにはいられず、なぜ展示空間としては必ずしも充実していない同画廊で開催しなければならなかったのか腑に落ちない。高崎市タワー美術館、東北芸術工科大学へ巡回予定。

最終更新 2015年 10月 31日
 

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