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浅田政志:Tsu Family Land
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 4月 20日

画像提供:三重県立美術館|copy right(c) Masashi ASADA

画像提供:三重県立美術館|copy right(c) Masashi ASADA

2009年に第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した三重県津市出身の新進写真家浅田政志(1979- )は、2000年の日本写真映像専門学校卒業制作として家族の絆や思い出に着目した家族写真を初めて発表しました。その後2003年に上京して写真スタジオでの勤務を経、2007年に写真家として独立しました。 浅田は、家族の思い出の再現にとどまらず、家族の絆をテーマに未来を志向した写真作品を郷里で制作しています。それらの写真は、消防士や飼育員、バーテンダーなどに扮装した浅田家の家族全員を、セルフタイマーを使って撮影したものです。撮影の際に、様々な人々と交渉し協力を得ながら撮影するという独自の方法も注目されます。

自身の家族だけでなく、近年浅田は全国各地の依頼者のもとへと足を運び、その家族の特色や良さを引き出した家族写真を撮影しています。

今回の展覧会は、これまでに発表された作品に未発表の新作をあわせて、映像やインスタレーションによって会場が構成される予定です。ユーモアあふれる浅田の作品群は私たちを楽しませてくれるばかりでなく、郷里に対する愛着、家族の幸せや未来、さらには写真芸術の広がりと奥深さなどについて考える機会を提供してくれるでしょう。

※全文提供: 三重県立美術館


会期: 2010年4月17日-2010年5月30日

最終更新 2010年 4月 17日
 

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