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ザ・コレクション・ヴィンタートゥール
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2010年 4月 18日

ワシリー・カンディンスキー 《はしごの形(しみの上の)》1929年 油彩、厚紙

スイスのチューリッヒにほど近いヴィンタートゥール(WINTERTHUR)は人口が約10万人の小さな市ですが、印象派作品を中心に美術館あるいは個人のコレクターが多く存在し、中でもヴィンタートゥール美術館(Kunstmuseum Winterthur)は、質量ともに充実した 内容で知られています。このたび、同館が全面改築されることになり、所蔵品がはじめてまとまった形で国外に貸し出されることになりました。2009年のドイツ・ボンを皮切りにイタリア・ロヴェレト、オーストリア・ザルツブルグを経て、本年からいよいよ日本巡回となります。
日本展のために一部再構成された内容で、印象派から現代美術までの貴重な作品の全てが日本初公開です。これまでアジアには企画展などでも作品を貸し出してこなかった同館の実績を考えれば、日本で見られるのは最初で最後になる作品だけの、奇蹟の展覧会といっても過言ではありません。
モネ、ルノワール、ゴッホ、シスレー、ルドン、ボナール、ルソー、ヴァロットン、ジャコメッティ、ピカソ、レジェ、カンディンスキー、クレー、ル・コルビュジエなど19~20世紀の美術界を代表する59作家の名作90点(うち彫刻16点)を一堂に展示。印象派展が多い本年の中でも、最も注目を集める展覧会の一つといえるでしょう。

※全文提供: 世田谷美術館


会期: 2010年8月7日-2010年10月11日

最終更新 2010年 8月 07日
 

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