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松本陽子:ドローイング-生命体について
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 4月 12日

《Regarding Living Beings》 2010年 Charcol and pastel on paper|66 x 100 cm 画像提供:ヒノギャラリー

松本陽子(b. 1936)は、80年代アクリル絵具よるピンクの朦朧絵画という一つのスタイルを確立させた。その後、2005年より再び油彩に立ち戻り絵筆を握る。昨年、2009年に六本木の国立新美術館で行われた「光 松本陽子/野口里佳」展では、これまでのアクリル、油彩のタブローに加え、ドローイング、水彩画、約50点を発表した。
今回当ギャラリーでの個展では、彼女のドローイングを中心にご紹介させていただきます。木炭の力強さ、そこに時折顔を出すパステルの淡い色彩、そして、画面全体を軽やかに走る描線が、心地よく流動的な空間をつくり出す。松本のドローイングは、タブローとの関係性を絶えず認めながらも、それとは完全に独立した、それ自身がひとつの「絵画」として成立する見応えある作品となっております。
皆様お誘い合わせの上、ご高覧いただければ幸いに存じます。
※全文提供: ヒノギャラリー

最終更新 2010年 5月 10日
 

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