CABINET LIBRARY Vol.03_黒崎創/田中和人 |
展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 4月 12日 |
CABINET LIBRARYは、スモールサイズのプリントを取扱うギャラリープロジェクトです。写真の多様な可能性のひとつとして、作家の営みやプリントの面白さ、価値を実感していただきたいとの思いで2008年にスタートしました。キャリアを重ねた作家から、力のある若い作家のオリジナルプリントまでを常時取扱っています。
展覧会としては3回目となる本展では、今後の展開も楽しみな2人の作家に登場いただきます。黒崎創は、昨年の個展『虚空』にて、印画紙から放たれる力と引き込んでいく力とが共存する奥行、時空のイメージを展開し反響をいただきました。このたび初めて発表となる新作『刹那』を展覧します。 田中和人は、昨年秋の個展『青い絵を見る黄金の僕』のシリーズより新作を展示いたします。新たな扉がまたひとつ開かれたような広がりと深さが見え、より興味深いシリーズとなりました。空間構成もあわせてぜひ体験ください。
共に、瑞々しいハンドプリントを届けてくれました。小さめのイメージが、作品世界に近づいていく面白さになることと思います。新しい季節のはじまりにぜひお出かけください。ご来廊をお待ちしております。
黒崎創(Hajime Kurosaki/くろさきはじめ) 1975年奈良県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業。同大学副手、京都造形芸術大学通信教育部写真コース技官を経て、現在は京都造形芸術大学及び神戸芸術工科大学にて非常勤講師。個展・グループ展を多数開催。Port Gallery Tでは2009年2月に個展『虚空』を開催。
田中和人(Kazuhito Tanaka/たなかかずひと) 1973年埼玉県生まれ。1996年明治大学商学部卒業。会社勤務を経て2000年渡米。2004年School of VISUAL ARTS大学(ニューヨーク)卒業。2005年帰国。2006年トーキョーワンダーウォール入選。2007年mio写真奨励賞入選。個展として2008年『link』、2009年『青い絵を見る黄金の僕』(Port Gallery T)。その他グループ展に出展。現在京都を拠点に活動中。
※なお本展は、今年第二回目となるFestart Osakaへの参加プログラムです。 Festart Osaka 2010 http://www.festart.net/
※全文提供: Port Gallery T
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最終更新 2010年 4月 10日 |