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秋吉台国際芸術村:レジデンスサポートプログラム 創作作 品展/パフォーマンス
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 3月 03日

画像提供:秋吉台国際芸術村

秋吉台国際芸術村では、99年の開村以来、国内外の若いアーティストを招へいし、滞在創作活動と地域交流活動を支援するレジデンスサポートプログラムを行ってきました。今年度は、48ヶ国288組の中から3組4名のアーティストが選出され、異なる文化・生活環境のなかで制作に取り組んでいます。 レセプションとは、知覚、信号の受信、受け入れる過程、許容すること、また歓迎することを意味します。レジデンス成果展では、3組のアーティストそれぞれが山口という空間でレセプションした作品を展開します。 アーティストプロフィール
●クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロ(美術家)Claire Healy and Sean Cordeiro / artists
1971年生まれ[クレア]/1974年生まれ[ショーン]、オーストラリア出身・ベルリン在住
主にベルリンとシドニーを拠点に活動する2人は、遊牧、空間侵略、物事の非永続性をテーマに、家や車を解体し再構築するなどスケールの大きな建築的インスタレーションを発表してきました。芸術村では、彼らが子どもの頃にメディアを通して体験し、衝撃を受けたニュースのイメージを13000個のおもちゃのブロックを使い再現する作品を制作しています。ブロックを積み上げるという作業を通して、失われた事象を再構築します。
☆クレア&ショーンは、瀬戸内国際芸術祭2010へも参加決定しています。
関連リンク(PDF) >> http://setouchi- artfest.jp/images/uploads/news/press_artsetouchi20100226.pdf ●ヴァレリア・ロクサナ・プリモスト(ダンサー)Valeria Roxana Primost / dancer
アルゼンチン出身・ベルリン在住/1978年生まれ
ブエノスアイレスに生まれ、アムステルダム、ベルリンへと拠点を移しながら、公共空間でのパフォーマンスや音楽家などとのコラボレーションプロジェクトを行ってきました。今回の滞在中、山口市内にある通称「すっぴん通り」という路地や秋吉台のカルスト岩に含まれる長い歴史と時間に興味を持ち、リサーチとパフォーマンスを行いました。この創作作品展では、山口で触れたさまざまな風土や文化を吸収し、オープニングパフオーマンスを行います。 ●椎名 勇仁(美術家)Takehito Shiina / artist
岩手県花巻市出身・宮城県仙台市在住/1973年生まれ
火山焼で知られる椎名勇仁は、塑像彫刻の制作を通して地球のエネルギーと人間のよりよい関係性を探求しています。近年では、もしも人間が光合成をできたらというSF的なプロジェクトに取り組んでいますが、芸術村では、地元美東町の名産であるゴボウのかたちとワークショップで型取りした地元の人々の体の一部を融合させた全長6mの記念碑のほか、写真や彫刻の作品を制作しています。

会期中のイベント
いずれも入場・参加無料(交流会をのぞく)
■滞在創作作品
展示 3月6日(土)-3月16日(火) 10:30-17:00 ※初日のみ13:00-/会期中無休
■オープニングパフォーマンス
3月6日(土)14:00開演/場所:中庭パフォーマンスステージ ※雨天時ホール
ヴァレリア・プリモストによるオープニングパフォーマンス
■アーティスト・トーク 3月6日(土)15:00-/場所:本館1F・カフェ
ゲスト:藤川哲(山口大学准教授)、高橋 瑞木(水戸芸術館学芸員)
今回のレジデンス作品について、ゲストを迎えてアーティスト・トークを行います。
■交流会 3月6日(土)17:30-/本館1F・カフェ アーティストたちとの交流会。
軽食・ソフトドリンクあり。
参加費:一般1000円 大学生以下500円 ※FN会員は1割引
■ギャラリーツアー 3月14日(日) 13:30-14:30 
13:30に本館1F・カフェに集合してください。
芸術村スタッフが今回の滞在創作作品を紹介します。
■スペシャル・ゲスト・トーク 3月14日(日)15:00-17:00 / 宿泊棟2F・サロン
ゲスト:梶川泰司(デザインサイエンティスト/シナジェティクス研究所所長)  
聞き手:椎名勇仁(アーティスト)
専門家を招き、レジデンス・アーティストが聞き手となってお話をうかがいます。
※全文提供: 秋吉台国際芸術村

最終更新 2010年 3月 06日
 

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