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白須純:ベレーザ・ウニヴェルサル
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Written by KALONSNET Editor   
Published: March 01 2010
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《南蛮人渡来之図》 画像提供:eitoeiko
copy right(c) Gallery Ratton

ポルトガル大使館、日本ポルトガル協会様後援の、「日本ポルトガル修好150年」公認記念行事。 本展ベレーザ・ウニヴェルサルでは、白須純はアズレージョと呼ばれる、500年以上の歴史を持つポルトガルの伝統的なタイル画の手法を用いて、近年美術の世界で目立つことが少なくなった裸婦画についての考察をします。

かつて聖なるものとして描かれた女性は、いまはどこに行ったのでしょうか。各国で首相となり政治の要人に起用され、女性の社会進出は益々勢い盛んですが、改めて白須は尊敬をこめて現代の神聖を描きます。また日本ではヌードを墓地で撮影した写真家が訴えられるなど、芸術としての裸婦が封じ込められることに危機感を感じます。美の原点は、人類に共通のものでしょうか。それとも簡単にすげかえのきく、相対的で曖昧なものでしょうか。

白須純の美をめぐる旅が、壮大な壁画となって結実します。 また会期中の5月16日(日)には、同画廊にて本間みち代氏によるチェンバロ・リサイタルを開催します。ポルトガルの作曲家カルロス・セイシャスとその周辺をめぐる18世紀の地中海バロック音楽を、白須純のアズレージョとともにお楽しみください。

白須純
1965年   東京都生まれ
1990年   武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
1993年   ロンドン大学スレード美術学校HDFA修了
1993-94年 パラツキー大学カテドラ美術学部招聘講師(チェコ)
2004-05年 オリエントファンデーション奨学生としてポルトガルに滞在
2006-08年 武蔵野美術大学油絵学科版画専攻非常勤講師

※全文提供: eitoeiko


会期: 2010年4月17日-2010年5月23日
会場: eitoeiko

Last Updated on April 17 2010
 

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