展覧会
|
執筆: 記事中参照
|
公開日: 2010年 2月 26日 |
昨年にひき続いての個展となりますが、今回は「ポートレート」という前回の「風景」とは一見まったく違うテーマによる作品群となります。 「写真」に出会ったことで作家としての歩みを始めた大西が「写真」を考える上で外す事ができないテーマに挑み、これまでのポートレイト作品とは違う新しい角度からの「Portraits」を提示致します。
時間差のある2枚のポートレートは、水平にカメラを動かして撮ったステレオ写真だ。 ビュアー越しに見ると、別々の時間が頭の中で統合され、1つの像として浮き上がる。 「人を見る」ということは、常に記憶と深く関わっている。 時間が流れていくゆえに。誰もが「ここ」に留まらないゆえに。 「いま」見ていることに、無数の時間、場所が絡まって寄り添っていく。 僕らはいつも「この瞬間」だけを見ているわけではないのだ。
大西 正一(OHNISHI, Masakazu) 1980 京都に生まれる。 2003 神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科卒業。 個展: 2009 「Sequence 」The Third Gallery Aya(大阪) 2007 「Sequence 」The Third Gallery Aya(大阪) 2005 「in-between 」CAP HOUSE(神戸) グループ展: 2008 「Art Court Frontier 2008 」アートコートギャラリー(大阪)
※全文提供: The Third Gallery Aya
|
最終更新 2010年 3月 02日 |