南健吾は1983年福岡県生まれ。2007年東北芸術工科大学洋画科卒業。現在、福岡にあるアートスペース「共同アトリエ3号倉庫」http://www.3gosoko.ne.jp/のメンバーとして制作をおこなっています。当ギャラリーで3度目の個展となる今回の展示でも、前回と同様に平面作品と、その絵画を立体に再構築したインスタレーション（2次元+3次元）の展示をおこないます。 今回は「適応」というテーマで、油彩1点と、その絵画に描かれた世界をFRP、スタイルフォームで創られた人体や床じゅうに覆われた土などで再現します。コンセプトである「人の倫理観」について、「人は成長の過程で、周りの様々な常識や教育などの影響を受けて柔軟に環境へ対応する。自分を削って世界に合わせるか、世界を削って自分に合わせるのか。成立する為にはどちらかを選択しなければいけないのだろうか。」と語っています。

【作家コメント】
個展をするのは今回で3度目です。「人の倫理観」という一貫した主題で、平面作品とそれを立体化した彫刻作品を一緒に展示するインスタレーション形式の展示を行っています。今回は「適応」という題名の作品で、『人が成長の過程で世の中に適応する時の自分の在り方とは？』という内容を考え制作しました。