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出津京子・地主麻衣子
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 1月 25日

地主麻衣子《3人の私》2007年|インク、スクリーントーン、紙 画像提供:Art Center Ongoing copy right(c) Maiko JINUSHI

出津京子と地主麻衣子はともに1980年代中盤生まれの、現在注目の若手アーティストです。彼女達の作品に共通するのは、絵画と文章を組み合わせた作品であり、その中心にはいつも人物が描かれているということです。 出津は、大きめのキャンバスにデフォルメされた人物を太い輪郭で描きだし、傍にカッティングシートで切り出した文章を添えます。淡々とした口調で語られるその文章には、描かれた人物から作家が読み取った人間性と、ささやかなユーモアが含まれています。 対して、自ら詩や小説も手がける地主の作品には、物語の断片のような文章や詩が絵画に直接挿入されています。漫画の一場面を思わせる画面に挿入された文章からは、生きることをそっと肯定するようなメッセージを感じることができるかもしれません。 多くの共通点を持ちつつも、それぞれが異なる魅力を持った世界観を描き出す若き二人の女性作家。この度Ongoingにて開催される出津・地主の展覧会に是非足を運んでいただければと思います。 ※全文提供: Art Center Ongoing

最終更新 2010年 1月 20日
 

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