山本百合子 展 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 1月 11日 |
山本百合子は1944年福岡県生まれ。福岡を拠点に発表をおこなっており、今回当ギャラリーで2回目の個展となります。海の近くにアトリエを構え、この数年海をテーマに作品を制作しています。画面は抽象的な青の重なりで構成され、様々な海の景色や光が浮かんできます。そして、太古からはるかに続いてきた「生命」の静かなうごめきを感じます。 「画面の中から何かが微かに蠢いて、それが四方にだんだんと広がっていく。あるいはそれが或る所だけにかたまったりしている。展覧会の会場を見渡すとそんな風に感じられるような作品作りをしています。海の中に生まれた一つの生命体。記憶のかなたーたぐりよせられない時空の彼方にいつのまにか粒になり、塊になり形をなし浮遊し、様々な色、光を放ち、一瞬その光を見せる。こうやって私は相変わらずぼんやり海を眺め、得体の知れない何かを探しそれを表現したい思いに突き動かされ、色を重ね、線を引き、どうしたものかと途方にくれ作品作りをしています」と語っています。 プロフィール 1944年 福岡県生まれ 1990年より阿部平臣氏に師事 個展: 1999・05・08年 早良美術館るうゑ(福岡) 2006年 ギャラリーおいし(福岡) 2009年 ギャラリー58(東京) ※全文提供: ギャラリー58 |
最終更新 2010年 1月 25日 |