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喜多順子:Almost Holiday - ほとんど帰郷
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2009年 12月 16日

画像提供:Take Ninagawa copy right(c) Yoriko KITA

この度、Take Ninagawaでは、京都を代表するペインター喜多順子のTake Ninagawaで二度目となる個展を「Almost Holiday – ほとんど帰郷」と題しまして、12月19日より2月6日まで開催する運びとなりましたこと、ご案内申し上げます。 喜多順子の制作は、日常から、また世界中を旅して撮り溜めた膨大な数のスナップショットをもとに、様々な素材を画面上で「紡ぎ合わせた」ブレンドシリーズで知られています。異質な素材やアイデアを並列にコラージュした「ブレンド」シリーズを発展させ、「Almost Holiday – ほとんど帰郷」では、本質的に異なるエレメンツが画面上でお互いに影響を与え合う方法を探ります。 今展で紹介する喜多の新作は、主に日本アルプスの山景をモチーフに大きいサイズの布の上に木炭や水彩で描かれた木々や山々の景色です。ここでは山頂や渓谷が、滝や雲の層、また渡り鳥によって強調され、幻想的なランドスケープを作ります。中国や日本の伝統、水墨画を想起させる木炭のドローイングは、喜多によって、カメラによる固定されたファインダーと引き換えに、人間の目と想像力による半球的遠近法を手に入れました。繊細な技巧と素材の使い方でブレンドされ、画面上で出会ったランドスケープはそれぞれに影響を与えあい、これから始まる物語を予感させます。 ※全文提供: Take Ninagawa

最終更新 2009年 12月 19日
 

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