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興梠優護「Turbidity」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2022年 4月 16日

《|122 》 2022 oil on canvas 727×606mm(F20)

この度、Yoshimi Artsは、興梠優護の個展「Turbidity」を開催致します。
本展では、|シリーズを中心に発表します。|シリーズとは興梠の基本となるシリーズで、「|」とは「大文字のI =自分自身」「数字の1」「バーティカルバーの記号表記」といった複合的な意味合いを含み、構図としては「背景」と「図像」の二項対立の関係になります。
図像には人体が登場しますが、図像をきっかけとした背景との関係性において「光や色彩の姿」を表現していると言えます。そして、|シリーズから「背景」と「図像」の関係性を変化させ、近年は「/」「\」「≡」といったシリーズへと展開させています。
加えて、興梠は、これまで作品とその外側への関わりを考察してきました。2016年の個展「Pond」(Yoshimi Arts)において、キャンバスの側面を正面の延長線ではない蛍光色を塗り、その色が壁に反射することで物理的に外側への関わり方を示しました。2022年1~2月に開催された「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」(京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ) では、株式会社堀場製作所の計測の技術を用いて成分分析を行った数値や画像を、偏光顔料や光沢・マット処理をした絵具で描かれた絵画にプロジェクターを投影し、時間によって変化する作品を発表しています。
本展でも、興梠がこれまで構築してきた絵画制作の方法を空間全体に応用し、絵画と同様の効果をギャラリーに表出する試みを致します。

http://www.yoshimiarts.com/exhibition/20220406_Yugo_Kohrogi-Turbidity.html

全文提供:Yoshimi Arts


会期:2022年4月6日(水) 〜 2022年4月24日(日)
時間:12:00-19:00 (日 -17:00)
休日:月・火
会場:Yoshimi Arts

最終更新 2022年 4月 06日
 

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