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福村君雄展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2021年 11月 15日

出品作品より 「作品19-2」 シルクスクリーン, 紙,パネル 710×690mm 2019

福村氏の絵画は、画面の内容に自らあえて揺るぎない規則を設けることによって、逆説的に無限の可能性、描くことの自由を獲得しています。まず全画面を同一の円形チップで埋めつくすことで「地」を作り、そこから一つ一つのチップを別な色に置き換えていくことで徐々に図を描き出していきます。イメージの生成は、このシステムに固有な粒子間の角度から生まれる立方体のイリュージョンや、一つの中心と周囲のチップによる6角形の結晶体などの成長として生み出されます。厳密なシステムへの意志と、イメージを創出する愉しさとが表裏一体のバランスを保ち、色彩の対比が軽やかに描き出す美しき幻影は、壮大な宇宙から小さきものたちまで、この世界の成り立ちの不思議へと、私たちの想像を誘います。

http://galleryk.la.coocan.jp

全文提供:Gallery K


会期:2021年11月15日(月) 〜 2021年11月27日(土)
時間:11:30~18:30 土曜日~17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2021年 11月 15日
 

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