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崔惠貞展 補償點
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2021年 9月 20日

出品作品より「思160203」 紙にペンドローイング,(銅粉、黒鉛)

ペンを用いた緻密で緩やかな線描による抽象表現を追求する韓国の作家、崔惠貞さんによる日本での初個展です。
最初は金属などの粉末材料と画溶液を混ぜるなど、独特の素材がもたらす造形効果への興味からペン画を始めましたが、次第に一本の線を引く過程を通して他の見えない物を表現することへと主題が移行していきます。
その中でも重要なテーマが「時間」です。線の両端が決まっていないこと、線の蓄積がある情報として現れてくること、さらには終りがスタート部分とつながる回帰構造を持つことなど、作品には時間に対する関心が一貫して流れています。
この展覧会では、初期から現在に至るペン・ドローイングによる抽象作品、そして、それとは対照的に崔さんの叙情的、叙事的な表現を載せたアーティストブックも出品されます。

http://galleryk.la.coocan.jp

全文提供:Gallery K


会期:2021年9月20日(月) 〜 2021年9月25日(土)
時間:11:30~18:30 土曜日~17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2021年 9月 20日
 

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