| EN |

桜を見る会
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2021年 3月 28日

岡本光博 サクラ ー 日本茜 ー

桜を見る会
岡本光博、中村洋子、古屋郁、本間純、AHMED MANNAN、吉田克朗、吉田有紀
2021年4月17日~5月15日

日頃より皆様には大変お世話になっております。eitoeikoでは2021 年4月17日より5月15日まで7名の作家によるグループ展「桜を見る会」を開催いたします。昨年につづいて弊廊二回目の開催となる本展では、1952年より例年新宿御苑にて行われてきた同名の親睦会が一昨年をもって中止となったことに鑑み、その灯火を絶やさぬよう美を愛する作家たちが集い、桜をモチーフとした様々な技法の作品を通じて古来から続く日本の美しさを考察します。皆様のご高覧をお待ちしております。

「桜を見る会のための覚え書き」
eitoeikoディレクター 癸生川 栄
2021.1.21

令和2年の新宿御苑の「桜を見る会」が中止となったことで、留守の合間に会を美術鑑賞の場に強奪した「桜を見る会」(eitoeiko 2020)だったが、そこには新型コロナウイルス感染症という、国内の政治問題ならぬ、人類共通の新たな敵の出現があった。それは「踏まれた花の名前も知らずに」で済んでいたものが「これ以上の地獄はないだろうと信じたかった」(*1)につながるような劇的展開であったが、政治も同様で、やっと安倍政権が退陣したかと思ったら「こんにちはガースーです」と出てきて、ここに無能や虚無を見た者も少なからずいたと思われる。たとえ拍子抜けのインテリア・アートが世の中を埋め尽くしても、すべての芸術の制作者や鑑賞者に生ぬるくあって欲しくはない。私は赤木俊夫(*2)を忘れない。

As long as there are corrupt politicians, there will be rock, because rock is dedicated to throwing shit at all those corrupt politicians.
Alex Lora (BREAK IT ALL: The History of Rock in Latin America/ Netflix)

腐った政治家がいる限り、ロックは存在する。なぜならロックは腐った政治家を罵倒するためにある。
アレックス・ローラ (『魂の解放 ラテンアメリカのロック史』Netflixより)

*1 『進撃の巨人』アニメ1期、2期OP歌詞より
*2 赤木俊夫(1963-2018)…公文書改ざんを命じられ、遺書と手記を残して自死した元財務省近畿財務局職員。


出品作家紹介

岡本光博…1968年京都生まれ。1994年滋賀大学大学院修了。セレブレーション スターリ・ブロウヴァル ポーランド ロームシアター京都/美少女の美術史 北師美術館 台湾/あいちトリエンナーレ表現の不自由展・その後/来るべき世界:科学技術とAI、人間性 青山学院大学 2019/天覧美術 KUNST ARZT、eitoeiko/桜を見る会 eitoeiko 2020/オキナワ・ステーキ(キュレーション:工藤健志) eitoeiko/MUNI HOLE IN THE WALL 2021

中村洋子…1950年石川生まれ。1971年東横学園女子短期大学(現東京都市大学)卒業。雨引の里と彫刻 2006~19年 毎回参加/WOMAN POWER Hanjeon Art Center ソウル 2009/モンゴル文化芸術大学でのスライドレクチャー 2012/生への言祝ぎ 大分県美術館 2016/House on the Sea 加藤亮との二人展 トキ・アートスペース 2018/来るべき世界:科学技術とAI、人間性 青山学院大学 2019

古屋郁…1991年東京生まれ。2016年武蔵野美術大学大学院修了。2016~17年ヴィルニュス芸術アカデミーに学ぶ。TRANSITIONS 中国版画美術館 深セン 2015/セントニクラスプリントビエンナーレ SteM Zwijgershoek/SHIBUYA AWARDS Bunkamura wall gallery 天野タケル賞 2017/AOMORIトリエンナーレ/SICF19 SPIRAL/Salon des Beaux-Arts Carrousel du Louvre 2018/おばけフクロウの森 2019 eitoeiko/ゆらゆら まにまに きらきら bonon kyoto、eitoeiko 2021

本間純…1967年東京生まれ。1990年多摩美術大学卒業。2019年文化庁新進芸術家研修員(ベルリン)。瀬戸内国際芸術祭 2013/無名の国 TRAUMARIS/SPACE 2015/空気の正体 川口市立アートギャラリーアトリア 2017/浸蝕の肖像 ランゴリメトロアートセンター バンガロール/弟子屈極寒芸術祭 2018/侵食の風景 GlogauAIRショーケースギャラリー ベルリン/チェンナイフォトビエンナーレ 2019/I saw a landscape void+ 2020

AHMED MANNAN…2000年大阪生まれ。東京藝術大学在籍。UGO祭2020 新大久保UGO/〻〻〻〻 TAKU SOMETANI GALLERY 2020/包まれた触れ幅 四谷未確認スタジオ 2021

吉田克朗…1943年埼玉生まれ。1968年多摩美術大学卒業。1973年文化庁新進芸術家研修員(ロンドン)。1997~99年武蔵野美術大学教授。1999年逝去。近年の主な作品出品に、もの派-再考 国立国際美術館 2005/MOTコレクション-1960年代以降の美術 特集展示:吉田克朗/中村一美 東京都現代美術館 2006/Requiem for the Sun: The Art of Mono-ha Blum&Poe 2012/グループ「幻触」と石子順造 1960-1971 静岡県立美術館 2014/DECODE/出来事と記録-ポスト工業化社会の美術 埼玉県立近代美術館 2019など。

吉田有紀…1971年神奈川生まれ。1997年多摩美術大学大学院修了。2000年五島文化財団新人賞受賞によりロンドン大学スレード美術学校に学ぶ。2016~21年武蔵野美術大学非常勤講師。「日本画」から「日本画」へ 東京都現代美術館 2006/美の潮流 Bunkamura ザ・ミュージアム 2010/カオスとコスモス FEI ART MUSEUM/空間との対話 鎌倉ドゥローイングギャラリー/Look for the Silver Lining eitoeiko 2020/Somewhere the Sun Shines bonon kyoto/META 神奈川県民ホールギャラリー/現代日本画の系譜-タマビDNA アートテークギャラリー 2021

www.eitoeiko.com

全文提供:eitoeiko


会期:2021年4月17日(土) 〜 2021年5月15日(土)
時間:12pm-7pm
休日:日月祝休廊
会場:eitoeiko

最終更新 2021年 5月 13日
 

関連情報


| EN |