展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2017年 7月 05日 |
双ギャラリーでは7月8日より野村在展を行います。 野村在は昨年のあいちトリエンナーレにも出展した作家で、双ギャラリーでの展覧会はグループ展を含めて3回目にあたります。 野村の作品は主に写真と彫刻が主体です。 今展覧会も写真が主体になっていますが、彫刻の展示とパフォーマンスを行う可能性があります。 今回の作品は、 dying、incarnation、100years、milk、21,3mgなどをモティーフにして発表する予定です。 「花を枯らす(dying) その枯れていく時間、ずっとシャッターは開いたままにする それぞれの花が枯れていく様を、一枚のフィルムに辛抱強く焼き付ける 束になった花が自重で朽ちてゆく様 花弁が変色してゆく様 散りながらもカビを生やしていく様 それらを、その時間を1枚に定着させる」 野村の言葉のように、花を枯れさせる2週間余りの時間も作品の一部と言えるでしょう。 開けっ放しのレンズから妖しいまでの美しさが現れてきます。 野村の過去の作品に、花火に引火させその痕跡を撮影するというものがありますが、コンセプトとはかけ離れた美しさがありました。 見えるもの、見るものを写し取るという作業でなく、行為の中から自然に生まれる「美」というものの存在に気づかせてくれるのを実感させてくれます。 今回他のテーマもありますが、ものそのものに内在する美しさを見せてくれるものと思います。
http://www.soh-gallery.com
全文提供:双ギャラリー
会期:2017年7月8日(土) 〜 2017年8月6日(日) 時間:13:00~18:00(日曜日は17:00まで) 休日:月~木曜日 会場:双ギャラリー
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最終更新 2017年 7月 08日 |