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滝清子個展 カンレキの大風呂敷
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2017年 1月 30日

出品作品より

滝清子は昨年、還暦を迎えました。現代ではまだこれから、でも江戸時代ならもう寿命かもしれない...早いかもしれないが「死に支度」を始めよう...そう彼女は思いました。死に際に後悔無きよう想いは出しきる。これが今回の個展の趣旨です。

今まで大きな悩みも持たず生き延びられたのは有難い事、しかし世界では国を奪われた人々、内戦、民族差別、性差別等に苦しめられ、難民となったり命を落とす人々がいる。日本国内でも3.11の東日本や熊本等の自然災害で命を落とした人々、原発事故、放射能汚染で今も日々恐怖に苛まれる人々がいる。関東に住む滝とその家族もそうです。とりわけ彼女の心が痛むのは沖縄の基地問題。日々暴力的に新基地建設が強行される事に怒りを禁じ得ないのです。

今回の滝の作品は、この世界の理不尽と闘う想いを躊躇する事なく彼女なりの表現で出しきったものです。絵画作品の展示とともに、沖縄で抵抗を続ける人々への連帯を示す来場者参加のインスタレーションを進行形で行います。

http://galleryk.la.coocan.jp

全文提供:Gallery K


会期:2017年1月30日(月) 〜 2017年2月4日(土)
時間:11:30~19:00 土曜日~17:00
休日:日曜日
会場:Gallery K

最終更新 2017年 1月 30日
 

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