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立体作品展「クレアートル vol.2 - 留学生・若手作家交流展 -」
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2016年 3月 25日

立体作品展「クレアートル vol.2 - 留学生・若手作家交流展 -」

本展は立体作家グループ展の第二弾です。木、金属、樹脂など様々なマテリアルを扱い、生命体をつくりあげる創造主「クレアートル」たちはその個体にどのような物語を、感情を吹き込むのでしょうか。 作家によって生み出される作品の息吹きを鑑賞者に感じていただきます。

クレアートル第2弾ではアートコンプレックスセンターの一番広い展示会場「アートコンプレックスホール」を利用して、通常のギャラリーや画廊では実現しにくい“立体作品グループ展”を企画立案致しました。留学生アーティストと日本人若手アーティストの交流・友好を深めることを念頭に置きつつ、広いホールスペースを有効活用した作品発表を行い、皆様にご紹介致します。どうぞご高覧下さい。


■会期
2016/4/29(fri)-5/8(sun) ※5/2月曜休館
11:00-20:00 ※最終日は17:00まで
[Reception Party] 4/29(fri) 17:00-19:30

■会場
The Artcomplex Center of Tokyo
160-0015 東京都新宿区大京町12-9 B1F artcomplexhall
TEL 03-3341-3253

■webページ
http://www.gallerycomplex.com/schedule/Hall16/creator2.html

■出展作家
山田勇魚 / Anna Stefaniak / 村尾信太郎 / 平澤勇輝 / 佐々木友二郎
シュウナイブン / Virginija Kliseviciute / 仁平広之 / 中丸彩希 / 星野良輔

■作家紹介
山田勇魚 Yamada Isana
web site URL http://yamadaisana.strikingly.com/

九十九神をテーマにした立体作品。
使い古された道具を妖怪変化させる【現代九十九神】シリーズと、沈没船が鯨の姿となって母港に帰る【帰港】シリーズがある。

東京芸術大学デザイン科 助手

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ステファニアク・アンア Stefaniak Anna

ポーランドにうまれた。Wroclaw Academy of Artでガラスデザイン修士コースに卒業した。
今東京芸術大学、ガラスコース博士です。研究のテーマは、「静寂とミニマリズム」です。

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村尾信太郎 Shintaro Murao
web site http://shintaro-murao.strikingly.com/

私は木工を学び、主に家具や小物など、人々の生活に関わるものを制作しています。
既成概念にとらわれず、素材の良さが最大限に伝わるように試行錯誤しています。
そして、人々の生活が少しでも豊かになれるモノづくりを目指しています。

1990/東京都狛江市生まれ
2014/武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科 木工専攻 卒業
2016/東京藝術大学 美術研究科 修士課程 工芸専攻 木工芸研究分野 修了

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平澤勇輝 Yuki Hirasawa

動物の持つ様々な形は強い個性を備え、その一つ一つが逞しく魅力を感じる。
それぞれの形や模様はシンボルのように輝き、存在感を主張している。
木材の特徴を生かしそれぞれの形に起こしていきたい。

1989年 東京都生まれ
2012年 多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業
2014年 多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了

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佐々木友二郎 Yujiro Sasaki

<焼け野原>と聞いて頭に思い浮かぶ光景がある。そこが何処なのかは分からないが、古戦場や噴火跡、東京や広島、いつか通りがかった火事の焼け跡のイメージなのかもしれない。長い歴史のなかで受け継がれてきた「木の文化」「木のこころ」がアイデンティティとして刻み込まれているのだろう。歴史を振り返ったときにしばしば語られる「破壊のあとの創造」や「ゼロリセット論」といったアプローチではなく、不思議と私たちのなかで重なる<焼け野原>という心象風景を、焼いた木(欅)を用い表現したいと思っている。

1984  岩手県生まれ
2009  東京造形大学造形学部美術学科彫刻専攻卒業
2011  多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
現在  多摩美術大学美術学部彫刻学科研究室助手

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シュウナイブン CHOU NAIWEN

ハエトリグサの根の部分は22個小さい家にして、作っていた。それそれが代表する人や場所があって、私にとって、家というのはどんなことがあっても、ずっと側にいて守ってくれる帰る場所だ。

台湾の台北に生まれて、美術高校に通い始めて、芸術の世界に踏み込んだ。手で作品を作るのが好きで、空間感や立体感や素材感がすごく大事な彫刻に惹かれた。彫刻を通じて、自分自身のストーリーや思いをみんなに伝いたい。

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バージニア・クリセヴィシュート Virginija Kliseviciute
web site http://hdk.gu.se/en/student/virginija

人間の体は複雑な貝殻のように見えます。その中の魂を探している途中です。
Studying body as a complex human shell in search of the inner space.

2011-2016 University Of Gothenburg, School of Design and Crafts セラミックアートコースとセラミックアートマスターコース在籍中
2012.04-08 東京造形大学 彫刻専攻領域に留学
2015.04-2016.01 東京造形大学大学院 彫刻専攻領域に留学

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仁平広之 Nihei Hiroyuki

私は大学に入学してから「人体」をモチーフとしている。
「人体」を立体作品として制作する際に軸としていることは目でとらえた「量感」「かたち」「動き」「瞬間の偶然性」である。
今回の作品は最初に目でとらえる「量感」の中の「二本足のかたまり」という部分により着目し強い印象を表現しようとした。

1993年栃木県生まれ。2015年東京造形大学彫刻専攻領域卒業、同大学院入学。
人物ドローイングをもとにした立体的表現の研究をしている。
目でとらえた「モチーフの空間」や感じ取った「色」などの要素を用いて作品を構成している。

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中丸彩希 Nakamaru Ayaki

人はもし、日常に≪黒い大きな箱≫が突然現れたら何を感じるだろうか。異質なものに恐怖を感じ敬遠するだろうか。それとも好奇心をそそられ関与しようとするだろうか。はたまた何も感じず通りすぎるだけだろうか。
おそらく私は恐怖心を抱きながらもそれに魅了されるだろう。なぜなら≪黒い大きな箱≫は日常に歪みを生じさせ、その隙間には異形の世界が隠されている気がするからだ。
私はその世界に身を潜めてとどまりたい。
そこは私にとって耽美であり、孤独であり、安心する場所となるだろう。

1992年神奈川県生まれ。
2012年東京造形大学彫刻専攻領域入学。
塑像人体を表現の中心におき、人体とその周りを取り囲む装飾の関係性で魅せるアッサンブラージュを用いた作品制作をしている。

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星野良輔 Hoshino Ryosuke
web site URL:http://green-wyattuc0083.wix.com/hoshino-ryousuke

木 という素材は力強くそして暖かいです。その暖かい風合いや量感を生かして作った作品がまた暖かく、自分の心をいやしてくれる存在になります。自分の作りた い気持ちやイメージを大切にしながらモチーフ・木材を選んでいます。見る人の傍にいる存在として、力強さ・癒しを伝えられる作品作りを心掛けています。

1993年、宮城県仙台市出身。
東京学芸大学美術科を卒業。
2014年11月より横浜市金沢動物園に作品常設。
第22回木彫フォークアートおおや入選。

http://www.gallerycomplex.com/schedule/Hall16/creator2.html

全文提供:アートコンプレックスセンター


会期:2016年4月29日(金) 〜 2016年5月8日(日)
時間:11:00-20:00 ※最終日は17:00まで
休日:月曜日
会場:アートコンプレックス・センター

最終更新 2016年 4月 29日
 

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