この度、Yoshimi Artsでは、山本志帆展－叢生－を開催致します。

山本志帆は、一貫して人と植物の様々な関係性を探求してきました。長い地球の歴史の中で、種として生き残ってきた人と植物との類似性や関係性を生物学的な視点で考察しています。人や植物は、環境の変化の中で、適応し逞しく生きる残る為に常に形状を変えてきたにもかかわらず、尚美しい形を保っている、と山本志帆は感じています。また、植物は、人間がより合理的に暮らしていく為に作り出した人工的な建造物の壁に這い、コンクリートやアスファルトの間から芽を出し、自然とは違う環境の中でも人間と共生するかの如く生息しています。
山本志帆は、変わりゆく環境に適応する人間や植物の姿を、生物学的な視点で観察し、または過酷な社会に生息するという観点から擬人的、比喩的にそれらを描いています。

今展では、「巡り」「循環」というテーマを持って制作された新作を発表致します。

作家 略歴

1982 岐阜県に生まれる
2000 岐阜県加納高等学校美術科　卒業
2004 広島市立大学芸術学部日本画専攻　卒業
2008 広島市立大学大学院芸術学研究科絵画専攻　修了

個展
2012 「産土」　（Yoshimi Arts/大阪）
2010 「心音」　（吉美画廊/大阪）
2009 「心音」　（大丸神戸店アートギャラリー/神戸）

全文提供：Yoshimi Arts

会期：2015年12月7日(月)　〜 2015年12月27日(日)
時間：11:00 - 19:00
休日：会期中無休
会場：Yoshimi Arts