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写真家 六田知弘展「地・空ノ貌 CHI・KU NO BO」偶然と必然の間に・地/水/火/風/空
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2015年 9月 01日

六田知弘

展示概要(開催の背景)
人類は古来より、自然のなかに神秘性を見いだし、信仰や畏怖の対象としてきました。その人類共通の自然観を背景に、新たな表現にチャレンジした写真家 六田知弘氏の連続企画。全体のテーマは「宇宙を構成する五大原素 − 地水火風空」。昨年の本企画初回は「水」を主題とし、その神秘性とエネルギーに満ちあふれた世界をご紹介しました。第二弾となる今回は「地」・「空」を主題に約35点の国内外で撮影した作品を展示いたします。本展示会では五大原素の両極「地」と「空」のかりそめの姿=「貌」と六田知弘との交感によって生まれた新しい写真世界をご体感いただけるよう観覧される方の感覚を触発する作品を揃えております。
自然と対峙し続けている写真家・六田知弘氏の表現における新境地を是非ご堪能ください。


<関連イベント>
六田知弘氏ご自身によるギャラリートークを予定しております。
写真家の作品への思いやエピソードについて、実際の作品をご覧にいれながらご紹介いたします。
日時等詳細は後日改めてご案内させていただきます。


■写真家 六田知弘(むだ ともひろ)
ヒマラヤの村に暮らして撮影した「ひかりの素足—シェルパ」以来「自然や宇宙との根源的なつながり」を遠くに探りながら、モノ、風景、人物など様々な事象を対象に撮影し、写真展や出版を通じて発表。仏像などの日本美術のほかヨーロッパ中世美術、雲岡石窟等の仏教遺跡など、文化財、古美術品の撮影も多く手がける。

・1956年 奈良県に生まれる。
・1980年 早稲田大学教育学部卒業。
・1982年よりネパールヒマラヤ山中のシェルパの村に暮らして撮影。
・1988年 最初の個展「ひかりの素足-シェルパ」(新宿ニコンサロン)を開催。

【主な写真展】
・2007年「祈りの中世 ロマネスク美術写真展」(国立西洋美術館/東京)
・2008年「祈りの道 サンティアゴ巡礼の道と熊野古道」ルイス・オカニャとの二人展(和歌山県田辺、パリ、サンティアゴ、東京を巡回)
・2009年「シトーの光」(繭山龍泉堂/東京)
・2009年 「Clair Obscur」(Galerie Frédéric Moisan/パリ)
・2010年「壁の記憶」(丸の内ギャラリー/東京)
・2011年「雲岡 仏宇宙」(繭山龍泉堂/東京)
・2012年「OKUGAKE」(金峯山寺本地堂/奈良県吉野山)
・2013年「LES MURS DU TEMPS」(Galerie Yoshii/パリ)
・2013年/2014年「3.11 時のイコン 東日本大震災の記憶」(相田みつを美術館/渋谷区立松濤美術館)
・2014年「蓮―清らかな東アジアのやきもの×写真家・六田知弘の眼」(大阪市立東洋陶磁美術館/大阪)
・ 2009年より写真展「サンティアゴ巡礼の道 六田知弘 東洋のまなざし」がヨーロッパ各地を巡回中
・2014年 写真家 六田知弘展「水ノ貌 MIZU NO BO」(加島美術/東京)
・2015年 六田知弘写真展「ボロブドゥール Borobudur」(繭山龍泉堂/東京京橋)

【主な写真集】
・「ひかりの素足-シェルパ」IPC刊
・「ポリの肖像」シングルカット刊
・「In Praise of Japanese Beauty / Japanese Aesthetics Through the Lens of Tomohiro Muda」コエランス刊
・「雲岡石窟 仏宇宙」冨山房インターナショナル刊
・「OKUGAKE」LLPブックエンド刊
・「石と光 シトーのロマネスク聖堂」平凡社刊
・「時のイコン 東日本大震災の記憶」平凡社刊

http://www.kashima-arts.co.jp/index.html

全文提供:加島美術


会期:2015年9月5日(土) 〜 2015年9月20日(日)
時間:10:00-18:00
休日:会期中無休
会場:加島美術

最終更新 2015年 9月 05日
 

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