| EN |

Gregor Schneider:it\'s all Rheydt
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 11月 06日

it's all Rheydt, Kolkata 2011 © Gregor Schneider

ワコウ・ワークス・オブ・アートでは、2014年10月10日(土)より、ドイツ人作家グレゴール・シュナイダーがインドのコルカタで行ったプロジェクト《it\'s all Rheydt》の映像作品を展示します。
《it\'s all Rheydt》は、インドに招かれたシュナイダーが、コルカタを含むベンガル地方で毎年開催される「ドゥルガ・プージャ(女神ドゥルガの祭り)」に参加して実現しました。「Rheydt(ライト)」とは彼が今も暮らす生地の地名であり、彼の多様な作品群を貫く重要な用語でもあります。《it\'s all Rheydt》では、 現地の職人と協働し、現地の素材を使い、Rheydtの道路を再現した巨大構造物をつくり、女神像をまつるパンダル(pandal=祭典のための仮説寺院)として設置しました。
さらに今回、シュナイダーの様々な写真作品も展示しますが、多くがこの「Rheydt」に関連しています。展示される作品は、2001年、ベニス・ビエンナーレで金獅子賞を受賞した《Totes Haus ur》のからの写真作品を中心に構成されます。「ヨコハマトリエンナーレ2014」にて最新インスタレーション《German Angst》(ジャーマン・アングスト)を発表し、日本での関心も高まっているグレゴール・シュナイダーについて理解を深めていただける機会となります。ぜひご高覧ください。

[作家プロフィール]
グレゴール・シュナイダー Gregor Schneider
1969年、ドイツ・ライト生まれ。同地在住。12歳で作品制作をはじめ、16歳でドイツ国内で個展を開催。現在までロサンゼルス現代美術館やK21美術館(ドイツ)、MMK (フランクフルト)などで大規模な個展を開催し、またドイツ国内に限らずロンドン、ワルシャワ、ミラノ、イスラエル、オーストラリアなどでも個展を開催している。2008年Peill prize受賞。近年はハンブルグ現代美術館やメンヒェングラートバッハ美術館に大規模なサイト・スペシフィックの彫刻/空間を展示している。現在開催中の国際展、ヨコハマトリエンナーレ2014では、新作となる日本初の本格的なインスタレーション作品を展示している他、9月から開催されているドイツのルール・トリエンナーレでは、展示会場となった美術館の入口自体を変容させる製作を行い、大きな注目を浴びている。


全文提供:ワコウ・ワークス・オブ・アート
会期:2014年10月10日(金)~2014年11月22日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月曜、祝日
会場:ワコウ・ワークス・オブ・アート
最終更新 2014年 10月 10日
 

関連情報


| EN |