台灣の近代美術-留学生たちの青春群像(1895-1945) |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2014年 9月 11日 |
20世紀前半の東京美術学校には、中国、台湾、韓国などからの学生も勉学していて、とりわけ油彩画技術の習得に研鑚を積んでいました。彼らは帰国・帰郷後に、激動の時代の中でそれぞれの道を歩みながら、西洋美術を母国に普及させることに貢献して、東アジアの近代美術を開花させてきました。しかし、その実績・功績などは今日にいたっても未だに十分に検証されたとは言えません。そこでこの企画は、東京藝術大学大学美術館と国立台北教育大学・北師美術館が共同で、台湾からの留学生の主要な作品約50点を東京藝術大学大学美術館に集めて、留学生たちの軌跡と台湾における近代美術の展開を紹介することを試みます。日本の近代美術にも新しい視野が広がる意義のある企画ですが、今日でも我が国では調査研究が不十分な分野ですから、多くの方々にこの展覧会を見ていただいて、今後の研究の発展への貴重な里程標になることを期待いたします。 【関連企画】台湾近代美術国際学術セミナー 全文提供:東京藝術大学大学美術館 会期:2014年9月12日(金)~2014年10月26日(日) 時間:10:00 - 17:00(入館は16:30まで) 休日:月曜日(ただし9月15日、10月13日は開館)、9月16日(火)、10月14日(火) 会場:東京藝術大学大学美術館 |
最終更新 2014年 9月 12日 |