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GalleryAn Summer Group Exhibition 2014
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2014年 8月 13日

 

このたび、GalleryAn Asukayamaでは8月15日~9月15日まで、グループ展 - “GalleryAn Summer Group Exhibition 2014” を開催いたします。昨夏に開催した グループ展 - “GalleryAn Summer Group Exhibition” 第二弾となる本展では、弊廊の所属作家・取扱作家、及び初紹介作家 : 原田賢幸 ・ 地村洋平 / 長尾和典 ・ 関口翠 4名 をご紹介いたします。日用品・家電・独自プログラム・サウンド、硝子・金属等、和紙・墨、綿布等・植物由来の油と、各々の素材・表現方法で敏感に時代を捉えた作家達の作品を展示いたします。この機会に是非ご高覧ください。皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。

[作家プロフィール]
原田賢幸 1978年東京・蒲田生まれ。 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コースを修了。2013年 GalleryAn Asukayama 個展を開催。アーティストであると共に、オルタナティブスペース/22:00画廊の企画に開廊から1年程携わる。ユーモアと皮肉を用いたパフォーマンス、日用品・家電などを独自プログラム、サウンドと組み合わせたインスタレーション作品は鑑賞者を作家の世界観に巻き込むことで感情や心理を揺さぶり、既存文化、現代社会の日常を捉え直すきっかけを与える。◎横浜市で開催される《黄金町バザール2014 仮想のコミュニティー アジア 「東アジア文化都市2014横浜」》に参加。

地村 洋平 1984年千葉県生まれ。 東京藝術大学にて鋳金を学ぶ(2008年学部卒業、2010年同大学院修了)。その後、富山ガラス造形研究所にてガラスを学ぶ。現在、東京藝術大学大学院博士後期課程としてガラス造形研究室に在籍。また、2011年・2012年にはPilchuck Glass Schoolに参加。前展、galleryAn project-“Leap Before You Look” に参加。 ガラス素材をメインに、ポップな色使いの作品や、廃材を再利用した立体・インスタレーション作品を発表。最新シリーズでは 「熱」をテーマに自然の力でできあがる形を生み出している。「人為を超えた形態の保存と全ての始まりの解放」をコンセプトに制作された作品から、鑑賞者は自然・事物・生命に対する根源的な探求を迫られる。

長尾 和典 1976年 オーストラリア生まれ。 多摩美術大学絵画科油画専攻卒業。東京を活動拠点にして、日本画系画廊での個展、また現代美術系オルタナティブスペースでの個展を中心に作品を発表。長尾世代にとって和紙と墨はすでに非日常の伝統素材となっていたが、大学在学中より、一貫して支持体に和紙を用いて墨を滲ませた極細の線描によって絵画作品を制作。この極細糸状の線を集積し拡散させた画面には抽象的な空間が創造される。長尾の作品はグローバル化及びデジタル化が急激に進み、複雑化且つ合理化していく世界で、素材と言語、また素材と表現の新たな関連性を示唆する。今展が弊廊展覧会初参加。

関口 翠 1988年 群馬県生まれ。 武蔵野美術大学美術造形学部油絵学科卒業。 2013 武蔵美×朝鮮大 「 この場所にいるということ」 に参加。 現在、東京を拠点に作品制作を続ける。大学在学中より試行錯誤を繰り返しながら、支持体に綿布などを用いて植物由来の油によって絵画作品を制作。背景が透けて見える程の薄い布に油を滲ませるように描画された画面には、作家自身の鋭い知覚により創造された風景や人物のモチーフが現実的且つ抽象的にぼんやりと現れ、繁栄と衰退、そして混沌の対比が複雑に絡み合いながらも鮮明に現れた現代社会に人間観の再考を示唆する。今展が弊廊展覧会初参加。


全文提供:GalleryAn Asukayama
会期:2014年8月15日(土)~2014年9月15日(月)
時間:13:00 - 19:00
休日:月・火・水・木曜日、☆8/31(日)
会場:GalleryAn Asukayama
最終更新 2014年 8月 15日
 

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