| EN |

林彩子:向こう側にいる
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 5月 28日

 

KUNST ARZT では、林彩子の個展を開催します。
林彩子は、既存の建造物に最小限に手を加えることで、場を変質させてしまうアーティストです。地元で伐採された竹を屋根の上部から庭を越えて塀まで繋げた「14°(2010)」、木組みでデザインされた天井に着目し、木を延長して床まで繋げた「かごのめ(2010)」、装飾的に組み込まれた窓の裏側から人工的な光を当てた「on/off(2012)」など、建築家の視点、建築構造の意味、また鑑賞者に変質させた場との新しい関係を提供します。ご注目頂ければ幸いです。(KUNSTARZT 岡本光博)

[作家コメント]
@アーティストステートメント
毎日過ごす場所や通る道でもふとした瞬間、
別の空間に見えるときがある。
いつもと変わらぬはずなのに違うのは、
見ている私のほうがいつもと違うからかもしれない。
人それぞれ見えているものは違い、感情によっても左右される。
人の目にはどう映っていいるのだろう。
自分の目にはどう映っているのだろう。
空間を通して今映るものを落としていく。

@展覧会ステートメント
私はこちら側の扉の窓から向こう側を見ている。
向こう側を見る私は無関心で他人事のように見ている。
こちら側とあちら側、扉ひとつで世界が違う。
こちら側とあちら側を突きぬけてみることで、
少しは世界が交わるかもしれない。

[作家プロフィール]
1989年 京都生まれ
2011年 成安造形大学 構想表現クラス卒業
2012年 成安造形大学 構想表現クラス 研究生修了

個展
2010年 〔79488〕 成安造形大学BSギャラリー
2010年  space block Gallery1963
2010年 ドキュメント2007-2011 Gallery1963

グループ展
2008年 SAIAN@アーカス             浜大津アーカス
2009年 屋上畑でつかまえて~僕らの温室アート~ A.I.Rビル屋上
2010年 成安造形大学進級制作展         大津市市民文化会館
2010年 SEIAN-PUSH               成安造形大学
2010年 町屋びらき展~湖西のキャンパスから~  八幡酒蔵工房
2011年 成安造形大学卒業制作展         京都市美術館
2011年 構想表現:4人の方法展          ギャラリー楓
2011年 美術領域研究生展            成安造形大学フロントギャラリー
2011年 See Here! Gallery PARC
2012年 Pilot plant/Japnese identity CAS


全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年7月29日(火)~2014年8月10日(日)
時間:12:00ー19:00
会場:KUNST ARZT
最終更新 2014年 7月 29日
 

関連情報


| EN |