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岡部淳史:Artificial view
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 4月 15日

 

KUNST ARZT では、岡部淳史の初個展を開催します。
岡部淳史は、美しいミニマルな写真表現を通して、鑑賞者の既視感を揺さぶるアーティストです。 カメラの露光や絞り、ズームなどをいじっている際に、偶然表現のヒントを掴み展開した連作「CUBE(2013)」では、ルービックキューブの色面が光の粒子のように画面いっぱいに拡散し、テクノのようなリズムを生み、どこにもない表現を獲得しました。 その手法を用いて、植物園の植物や漫画雑誌など被写体の幅を広げ、岡部独自の美学を深めています。ご注目頂ければ幸いです。
(KUNST ARZT 岡本光博)

[作家コメント]
例えば、植物園の植物には、自然環境に生える植物とは、明らかに違った視点が付け加えられている。
それは、博物館施設としての類型的な視点だ。
その視点に基づいて、植物園の植物たちは、ある時は種類別に分けられ、またある時は、規則的に並べられる。
そこには、ありのままの自然とは異なる「人為的に造られた景色」が広がっているように思う。
一定のルールに基づいて形成されたそれらの景色を拝借し、さらに多重露光を施すことによって、「もう一つの人造的な景色」が現れることを期待している。

[作家プロフィール]
岡部淳史

1990 大阪府出身
2013 京都嵯峨芸術大学 版画分野卒業
展覧会歴
2013 京都嵯峨芸術大学制作展 京都市美術館


全文提供:KUNST ARZT
会期:2014年6月17日(火)~2014年6月22日(日)
時間:12:00 - 19:00 (最終日17:00まで)
休日:月
会場:KUNST ARZT
最終更新 2014年 6月 17日
 

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