展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2014年 3月 03日 |
[作家コメント] 和鉄でつくった日本刀には、刀紋の中に沸(にえ)や匂(におい)、移り(うつり)や地景(ちけい)など、表面に美しい模様が現れます。しかし現代の鋼では、この和鉄特有の趣を醸し出すことはできません。 また和鉄は現代の鋼に比べて、さびにくい特性があります。鍛冶作業では簡単に鉄と鉄が鍛接でき、炭素濃度が高いにもかかわらず、餅のような柔らかい粘りのある鋼を生み出すことが出来ます。 この和鉄の不思議な性質はなぜ生じるのでしょうか。私は三十年間、和鉄の世界を探求してきました。 退任記念展では、その研究成果の集大成として、和鉄の神秘を解き明かします。 永田和宏
全文提供:東京藝術大学大学美術館
会期:2014年3月16日(日)~2014年3月21日(金) 時間:10:00 - 17:00(入館は16:30まで) 会場:東京藝術大学大学美術館
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最終更新 2014年 3月 16日 |