KUNST ARZT では、宮崎敦の個展を開催します。宮崎敦は、どこかで見たようなキャラクターたちが、それぞれ主張し、ひしめき合っているような絵画表現を通して、ポップで明るいだけでは片付けられない、資本主義社会の哀切さを映し出してきました。 本展では、作家活動の傍ら、店舗のポップや商品配置、ディスプレイなどによって『お客様』の目を奪う仕掛けを仕事としてきた経験を活かし、現在の表象文化を捉える試みです。ご注目頂ければ幸いです。

［作家コメント］
店舗において日々行われる『お客様』の目の奪い合い、販促合戦。
彼らはメーカーや小売業の期待を一身に受けて、いつも明るく楽しげに輝いて、お店の中でひしめきあっている。そんな彼らの前向きなしつこさを表現。

［作家プロフィール］
1990年　6月１日　富山県出身
2011年　ターナーアクリルアワード2011入選展示
2013年　グループ展『重内美紀　佐竹誠　宮崎敦』galerie16