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冬木遼太郎:PRESIDENT
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 12月 03日

 

京都市立芸術大学大学院で彫刻を学び、現在は絵画や映像作品、写真作品等を 分け隔てなく制作している若手作家 冬木遼太郎の個展を開催します。 「瞬間的に判断する感覚を身につけるため」「絵を描くときに起こる“変換”の ような“圧縮”のような現象の扱い方を学ぶこと」(アーティスト・ステートメントより) という2つの動機のもとに描き始められた絵画作品の初展示に加え、 「瞬時に判断を重ねてゆく練習(=絵画)」(同上)を経て、再び志向された立体作品も 展示します。 そのような、形式や手法、技術そのものを最終目的としない試みは、 言い換えるなら自分自身が無意識的に社会化されてゆく中で、イメージを通じて自己の オリジナリティを保ち続けることの意思の現れと言えるでしょう。

今回は、作品展示はもちろんのこと、会期中のイベントを通じて、イメージや 態度自体を積極的にことばにしていきます。展覧会に集った人たちとともに、 冬木遼太郎の作品について思考を巡らし、そこから逆照射的に自分自身の固有の視点に 立ち戻って考えられればと思います。

[作家プロフィール]
冬木遼太郎(ふゆき りょうたろう)

1984年大阪府生まれ。2008年、京都造形芸術大学 情報デザイン学科先端アートコース卒業。
2010年、京都市立芸術大学大学院 美術研究科彫刻専攻修了。主な展覧会に、
「Invasion, Lay, late result」CAP HOUSE/神戸(個展、2007年)、「Welcome」
サイギャラリー/大阪(個展、2010年)、「SAYING」 ハイネストビル/京都(個展、2011年)、「ANTEROOM PROJECT」 ホテルアンテルーム京都(グループ展、2012年)などがある。
2010年京都市立芸術大学制作展 大学院市長賞 受賞。

▼関連イベント

オープニングレセプション
2013年11月30日(土) 18:00 〜 20:00

トークセッション「話すこと話せること話されること」
2013年12月7日(土)/ 18:00 〜 19:30 / 入場料:500円
冬木遼太郎(本展出品作家) × 堤 拓也(本展企画者) × 保坂健二朗(ゲスト/東京国立近代美術館主任研究員)

トークイベント「展示は机上か?」
2013年12月17日(火) / 18:00 〜 19:30 / 入場料:500円
スピーカー:岸井大輔(劇作家/PLAYWORKS主宰)


全文提供:ARTZONE
会期:2013年11月30日(土)~2013年12月23日(月)
時間:平日 13:00〜20:00 / 土日祝 12:30 〜 20:00
会場:ARTZONE
最終更新 2013年 11月 30日
 

関連情報


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