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越田博文:multilayers
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 11月 12日

 

[作家コメント]
波音、潮の香、木々の音・鳥の声に安堵感を感じるのは、私たちの生命反応プログラムが、自然環境に共振するという理由だけではない。
この心地よさは例えばエレクトリックミュージックに感じることと構造は似ているはずだ。
差異はあるにしても、生成し続ける都市を中心とした人工の環境、サイバースペースも広義の環境へに取り込みが進行し、自然/人工さらに、
人体をも浸透して機能していることを強く感じる一方、心のレイヤーでは漠とした「喪失感」や「不在」は心の澱として存在する。
アートはそれらを解決することを求めず、共有を可能にする。
それら「喪失感」や「不在」を「普遍的な喪失感・不在」に変換することで、変化し続けるなかに身を置き、未来を視野に入れた積極的な表現に変化するのではないだろうか。
作品は、主に風景をデジタル加工した素材をもとにした絵画を展示。
同時にその色彩のRGBを音階に変換したものを使用したサウンドを会場にてループ再生する。


全文提供:ギャラリー16
会期:2012年11月13日(火)~2012年11月24日(土)
時間:12:00~19:00
会場:ギャラリー16
最終更新 2012年 11月 13日
 

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