Face to Face :ヒルデガード・シュピールホファー×東亭順 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 10月 13日 |
7月にギャラリー・カメリアにて開催した「Face to Face」展で作品制作・展示を協力してくれたスイス在住作家7名のうち、ヒルデガード・シュピールホファー、及び現在バーゼル在住の東亭順、それぞれの個展をギャラリー・カメリアとa piece of space APSにて展示いたします。 ヒルデガード・シュピールホファー(Hildegard Spielhofer)は、表現により扱う素材を自在に変え、物事の境界を問うというテーマを核に新しい表現を模索しながら、スイス/ヨーロッパを中心に活動しており、今夏はウィーン(オーストリア)、バーゼル(スイス)、パレルモ(イタリア)の展覧会に参加しています。2010年バーゼルにあるアートスペース「DOCK」にて開催された個展では、日本で3ヶ月間取材した内容を元に、物事を多視点的に見ようと試みる作品を発表しました。今回、ギャラリー・カメリアでの展示は、代表的な作品でもあるヘリオグラフィーの新作を中心に展示予定です。 東亭順は、ポーラ美術振興財団在外研修員、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として2009年よりスイス(バーゼル)に制作拠点を移し、本年は公益法人野村財団助成を受けて精力的に活動しています。一貫して記憶と記録をテーマに、人間が対象物をどのように見ているかという興味を、絵画を用いたインスタレーションで展開しています。日本での発表は2009年以来3年ぶりであり、新しい手法での表現をAPSの空間で見せてくれます。 二人の作家、それぞれの個展を別々の会場で開催しますが、二つの個展は、7月にギャラリー・カメリアにて開催した「Face to Face」展がきっかけです。東亭順は企画・監修に携わり、バーセル(スイス)在住作家と日本との橋渡しに協力してくれました。 日本とスイスとの向き合い、東亭順とヒルデガード・シュピールホファーとの向き合い、3月に発生した東日本大震災との対峙、原発事故による放射能という見えないものとの向き合いなど、二人が二つの会場で向き合います。 ギャラリーは銀座1丁目に位置する築80年の奥野ビルの5階です。今回特別に10/17(月)-10/22(土)の期間のみ同じフロアにあるPLATFORM STUDIOでも、二人による作品の展示をいたします。 全文提供: ギャラリー・カメリア 会期: 2011年10月7日(金)~2011年10月22日(土) |
最終更新 2011年 10月 07日 |