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大島尚悟:PHOTOGRAPHY - No.2
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 15日

画像提供:photographers' gallery | Copyright© Naonori Oshima

大島は、居住している横浜駅周辺を中心に都市開発の進んだみなとみらい地区、神奈川県内の私鉄沿線の街を廻り、写真を撮り続けている。一方で、同世代の親しい友人のポートレートや、友人と共同生活を送っている居住スペースも撮影している。彼の撮影範囲が大きく広がることは無く、見知らぬ人物に向かい合って撮ることも無かった。

カメラは、光モレをするキャノンAE-1、露出計が作動しないハーフ判のオリンパスPEN-FT、ストロボの発光が不安定なミノルタα303si を使用し、壊れては中古で安く買い替えていた。フィルムは、カラー、モノクロ、ポジ、ネガを使用している。見慣れたものを撮影してはフィルムをスキャンし、街の出力屋でレーザープリントし、それをファイリングしては、また撮影に出かけるという作業を繰り返した。

見慣れた景色を歩き、見慣れた人物に会い、繰り返しの作業をし、繰り返しの日々を送る。行き場もなければ、帰る場所もない。同時代の情緒が、ここにある。

今年5 月に行った自身初の展示に続き、第2 回目の写真展。

大島 尚悟 OSHIMA Naonori
1980 年 佐賀県生まれ
2003 年 徳島大学卒業後、東京で楽器小売業の企業に就職
2008 年 写真家 北島敬三のワークショップを受講
退社後、本格的に写真を撮り始める
2011 年 photographers’ galleryに参加

個展
2011 年 5 月 「PHOTOGRAPHY-No.1 一番初めの出来事」(photographers' gallery・東京)

全文提供: photographers' gallery


会期: 2011年10月4日(火)-2011年11月4日(金)
会場: KULA PHOTO GALLERY

最終更新 2011年 10月 04日
 

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