三田村陽:潜景 - hiroshima element |
展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 10月 02日 |
作家コメント 橋を渡り、橋を渡り、川の干満は街のリズム。ぬかるむ河原で小さな蟹が、橋上で遊覧船の澪が目にとまります。 きっかけは衝動でした。歩くほどに明るい光と豊かな街に魅了され、歩くほどに自らの無知は明かされます。
(不意におとづれるおののきはいつもカメラの外)
変貌する街、変貌しえない街、現在をありのままファインダーに重ねたい…ありのままに、その不可能を歩いているような気がします。 「ナゼヒロシマヲ?」
見える見えない写る写らない、写真そのことに没入するよろこびを抱えつつ、未だ明確に答えられずにいます。
主題は段階的に明かされる…答えにならない実感と妄想を道づれに、二千年代初頭の広島を記録しています。
全文提供: The Third Gallery Aya
会期: 2010年10月19日(火)-2010年10月23日(土)
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最終更新 2010年 10月 19日 |