展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2017年 3月 09日 |
線を引き形を成すことで世界へのアクセスを試みる山口。つねに手を動かしつづける作家は、いわゆる絵画のキャンバスに油絵の具という枠からはみ出し、徐々にその支持体をより原始的なかたちに移行してきました。 今回並ぶのは、陶に鉄釉などで線をひき焼き付けた複数の陶板群。古代壁画を思わせる画面には様々なモチーフが描かれます。ほとんどの作品は下絵も習作もなく一発で仕上げられ、その一瞬の時間が閉じ込められた筆致からは時間も空間も超えたどこか遠くからの物語がきこえてくるようです。3/5(日)、19(日)、20(月・祝)には作家も在廊します。ぜひご高覧ください。 協力|水谷智美 - 偶然に引いた線も、慎重に引いた線も、もともと世界のどこかにあった線や形。そういう意識で線を引くと、どんな絵になっても私は世界のどこかとつながることができる。そもそも、つながっているから絵を描けるのかもしれない。仄暗い闇のなかに一筋の光が差し込むような瞬間に出会いたい。 絵を描ける幸運を大切にしたい。(山口愛)
http://awaiartcenter.tumblr.com/
全文提供:awai art center
会期:2017年3月3日(金) 〜 2017年3月20日(月) 時間:12:00 - 19:00 休日:月〜木 会場:awai art center
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最終更新 2017年 3月 03日 |