ニコラ・ビュフ:ポーリアの悪夢 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集3 |
公開日: 2014年 4月 07日 |
ニコラ・ビュフは1978年パリに生まれ、東京を活動拠点にしている新進気鋭の作家です。日本や米国のサブカルチャー、ポップカルチャーに影響を受け育った彼は、フランスで放映された「宇宙刑事ギャバン」がきっかけで日本に興味を持ち、2007年に来日、以後東京で活動を続けています。ヨーロッパの伝統的文化を背景に、自らが幼少期から影響を受けた現代のカルチャーを融合した作品で知られる彼は、日本国内では2008年のグループ展「屋上庭園」(東京都現代美術館、東京)の大壁画を制作、また同年、解体直前の在日フランス大使館旧庁舎で開催された日仏作家のグループ展「No Man’s Land 創造と破壊」(東京)で会場入り口のゲートを担当、パリ凱旋門と日本の寺社建築を引用した門構えに日本のキャラクターをちりばめ、文字通り日仏の文化を繋ぐ作品として、多くの来場者を迎えました。また銀座メゾンエルメスのウィンドウ・ディスプレイ「赤ずきんのカレちゃん」(2010年)なども記憶にあたらしいところです。更に2012年3月にはハイドン作オペラ「オルランド・パラディーノ」(シャトレ座、パリ)のアートディレクションを手がけ、同年の評論家協会による演劇・音楽・ダンス部門でのビジュアルデザイン最優秀賞を受賞いたしました。以降もファッションブランドとのコラボレーションなど、美術フィールド以外での活動も多く、2014年2月にはコムデギャルソン・シャツがビュフのグラフィックを使用し、2014-15年秋冬コレクションを発表いたしました。 オープニングレセプション:2014年5月31日(土)18:00~20:00 全文提供:山本現代 会期:2014年5月31日(土)~2014年6月28日(土) 時間:11:00 - 19:00 休日:日・月曜、祝日 会場:山本現代 |
最終更新 2014年 5月 31日 |